見た目も色も一緒なのに! 銀と洋銀 どちらも「銀」なのにどうしてこんなに値段が違うの?

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これであなたも素材マニアに!

2024年09月24日

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フルートなどでよく使われる銀ですが、初心者モデルや上級者モデルによって使われている素材も違っています。
見た目は同じで色もそんなに変化なく。。
さらに洋銀とは、銀なのか別の金属なのか

金額も全く違うし何が違うのか疑問に感じたことはありませんか?

今回は「銀」についてご紹介いたします!

銀は、上位機種によく使われている素材で、総銀製などの楽器の銀といえばこの素材をさします。
その銀の中にも、Ag925やAg958などがあり楽器本体に刻印されています。

この数字は、銀の含有量を示しておりAg925の場合「92.5%の銀と7.5%のその他の金属を混ぜた銀」という意味になります。

ここで疑問にあがるのが、100%銀で製造しないのはなぜ?と思われた方もいらっしゃると思います。

実は銀だけだと、柔らかい素材のためすぐに曲がったり凹んでしまったりといった不具合が起こってしまうため、別の金属と混ぜ合わせることで適切な硬さになり楽器として使用できるようになるのです。

そしてその割合が、メーカーなどにより変わっておりメーカー独自の音色を生み出しています。

素材の色は明るく、長年使用していると黒く変色してきます。
黒く変色していたほうが反応が良くなる傾向にあるとも言われておりあえてそのままの状態を維持されている方もいらっしゃいます。

洋銀

洋銀は、入門用の楽器によく使われる素材で見た目は銀色ですが、全く銀を含まない素材なんです。
何で作られているかと言うと、「銅と亜鉛とニッケルの合金」です。
特徴としては硬い素材になるので音の反応が良くコントロールしやすいため、入門用楽器によく使われています。

素材の色は比較的暗く、長年使用していると、白や黄色っぽいような見ためになってきます。

まとめ

いかがでしたか?
銀が入っていなくても銀と呼ばれ、また銀にも少しの金属が混ざった合金なのです。
響き方や吹奏感ももちろん変わってきますので、買い替えを検討されるときなどは色んな種類の楽器をお試しいただき、自分に合った1本を見つけてください^^

当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
・クラリネット
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン
・ユーフォニアム
・トロンボーン
・マウスピース/リガチャー

といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

担当:泰山

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