トロンボーンなのにピストンで音を変える!? ピストン機構・バルブトロンボーンのご紹介

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  • スライドがないトロンボーン、バルブトロンボーンとは?

ピストン式のトロンボーン、ご存知ですか?

2025年04月05日

トロンボーンといえば、スライドで音を変えるのが特徴的な楽器。
滑らかなグリッサンドができるのがかっこいいですよね。

そのトロンボーンに、トランペットのようなピストンが付いている楽器があるのをご存知でしょうか。

今回はトロンボーンの中でも変わり種の「バルブトロンボーン」についてお話していこうと思います。

バルブトロンボーンとは

まず、実際のバルブトロンボーンをご覧いただきましょう。

大きく見た時の形や長さはスライドがある通常ものとほとんど同じに見えますが、
よく見るとバルブトロンボーンにはトランペットのようなピストンが付いています。
スライドのように見える部分は動かない仕様となっています。

ピストン式なのでスライドでは難しい細やかなパッセージが容易に演奏でき、操作性に優れています。
トランペットやユーフォニアム吹きの方が持ち替えに使う時も、その性能を十分に発揮してくれると思います。
これなら合奏の時に前の人にスライドがぶつかってしまった…なんて事故も減るかもしれませんね。

Bachは25年4月現在V16の製造を終了しており、YAMAHAのYSL-354Vは現在も販売されています。
バルブトロンボーンは市場に出回ることも比較的少ない印象で、見かけることは稀かもしれません。

テナーバストロンボーンとの比較

以前当店に入荷した際に、比較としてテナーバストロンボーンと並べて撮影した画像もご覧いただきましょう。
画像のトロンボーンは両方YAMAHAで、YSL-456GとYSL-354Vです。

やはり遠目からの見た目はほとんど同じに見えますが、スライド式のトロンボーンの方がスッキリしていますね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

興味のある方は、ぜひご自身でもチェックしてみてください!

当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
・クラリネット
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン
・ユーフォニアム
・トロンボーン
・マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

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