バックシャンクとレミントンシャンクって?
2024年11月14日
レミントンシャンクという言葉を聞いたことはありますか?
トロンボーンのシャンクが太管のものの中でも、ヴィンテージのCONN(コーン)の場合、普通の太管のマウスピースだと合わないことがあります。
オールドコーンのシャンクは通常の太管のシャンクと、どう違うのでしょうか?
今回は、バックシャンクとレミントンシャンクについてお話していこうと思います。
レミントンシャンク
現在ではほとんど使われていないシャンク形状で、
1990年代後半より前のヴィンテージのCONN(コーン)のトロンボーンに備わっているシャンクです。
径は太管とほとんど同じですが、テーパーのかかり方が通常の太管より若干緩やかになっており、マウスピースのシャンクの長さもバックシャンクのものと比べると長くなっています。
レミントンシャンクの楽器に、いわゆる通常の太管のマウスピースのバックシャンクのマウスピースを嵌めると、ぱっと見はそこまで違和感はないのですが、ややグラつきが出ます。
レミントンの楽器にバックシャンクのマウスピースを無理やり嵌めていると本体のシャンクが変形してしまうこともありますので、オールドコーン使用時は最初にシャンク形状を確認することをオススメします。
バックシャンク
世界的に主流なシャンク形状で、ヤマハやバックなどもこの形状を採用しています。
シャンクのテーパーは角度がついており、長さはあまり長くないのが特徴です。
バックシャンクはマウスピースの種類が豊富で、自分に合ったものを見つけやすいのが嬉しい点です。
バックシャンクの楽器に、レミントンシャンクのマウスピースを嵌めると、
テーパーが合っていないためマウスピースが入り切らず、グラつきが出てしまいます。
それぞれの楽器のシャンクに合ったマウスピースを使うことが大切ですね。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
オールドコーンのトロンボーンのご使用を考えておられる方の参考になれば幸いです。
当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
・クラリネット
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン
・ユーフォニアム
・トロンボーン
・マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
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