あなたはどっち派? ダブルホルンの押しF/押しB♭とは

切替レバーはどちらがお好みですか?

2024年10月09日

ダブルホルンはF管とB♭管が一体となっている楽器。

左手親指で操作する切替レバーでF管とB♭管を切り替えますが、あなたの楽器は今どちらになっているでしょうか?

また、押しFや押しB♭という言葉は聞いたことがあるけれど、
どういう意味なのか知らない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、押しF/押しB♭についてお話ししていこうと思います。

押しF/押しB♭とは

まず、押しF/押しB♭という言葉について説明していきます。

押しFとは、
通常なにも押していないときはB♭管になっており、切替レバーを押したときにF管になります。

対して押しB♭は、
通常なにも押していないときはF管になっており、切替レバーを押したときにB♭管になります。

要するに左手親指のレバーを押したときにどちらの管になるかを指した言葉が、押しF/押しB♭というわけなんです。

今吹いているのがB♭管なのかF管なのか分からないというときは、一旦何も押さずに吹いてみましょう。

B♭・D・F などのB♭durの自然倍音が鳴る時はB♭管、
F・A・C・E♭・G などのFdurの自然倍音が鳴る時はF管です。

どちらがいいの?

基本的にダブルホルンの切替レバーは、押しB♭となっています。
押したときにB♭管になる状態ですね。

押しF/押しB♭、どちらが良いということはないのですが、
よく使う方の管を、切替レバーを押していない時の設定とするのがおすすめです。

例えば、演奏時にB♭管を使う人が多いと思うのですが、
押しB♭の楽器だと、ずっと親指を押しっぱなしで手が疲れ、右手の小指が痛くなってくる場合があります。

そういう方は、押しFに変えたほうが手の疲れや痛みが軽減され、演奏にも集中できるかと思います。

変更の仕方はレバーのネジの位置を変えるだけなので、
リペアマンがいる楽器屋さんにいけばすぐ変えてもらえます!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

押しF/押しB♭、どちらにするか今一度考えてみる機会になれば幸いです。

当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
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・トランペット/コルネット
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買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

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