クラリネットに詳しくなろう!
2024年09月11日
皆さんはモデル名の後ろにNPやSPと付いているクラリネットを見たことがありますでしょうか?
SPやNPとはメッキ加工の種類を示しています。
そもそもメッキ加工とは?
メッキ加工とは、ベースとなる素材の表面に金属の薄い膜をつける加工のことです。
キイにメッキ加工を施すことによって、見た目に美しくなるだけでなく、サビや摩擦による劣化を予防することができます。
NPとSPの違い
NP(ニッケルプレート)とはニッケルメッキのことです。洋銀製のキイの表面にニッケルという金属の薄い膜をつける加工が施されていることを意味しています。主に安価な機種のキイ仕上げに使用されることが多いです。現行品だとヤマハのYCL-255、生産を終了していますがクランポンのR13にもNPのモデルが存在します。
SP(シルバープレート)とは銀メッキのことです。洋銀製のキイの表面に銀の薄い膜をつける加工が施されていることを意味しています。現行品でよく見られるのはこちらの銀メッキです。
ニッケルメッキと銀メッキを見比べてみると少し輝きに違いがあります。
ニッケルメッキはどこか黒っぽい輝きに対して、銀メッキはどこか白っぽい輝きです。
音に関する影響としては、ニッケルメッキは響きが少なく暗めの音色。
銀メッキはクリアで輝きある音色と言われています。
こんな機種も!
こちらのクラリネット、YAMAHAのYCL-SEVmaster Fというモデルなのですが、キイポストにピンクゴールドのメッキが施されています。
ピンクゴールドメッキといえばリガチャーでも人気が高く、音が柔らかく華やかになり、深みが出るのが特徴の加工でございます。
ポストにピンクゴールドメッキを施していることで、見た目に可愛いのはもちろん、個人的には音色もかなり柔らかく華やかになっていると感じました。
まとめ
クラリネットのキイの表面仕上げとして使われるメッキは、見た目だけでなく音色にも影響が出ます。クラリネット選びの際にはぜひキイのメッキにも注目してみてください♪
当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
・クラリネット
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン
・ユーフォニアム
・トロンボーン
・マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!