オーボエ》音色や吹き心地に悩んでいませんか?
2024年10月02日
オーボエやファゴットはダブルリードという特殊な発音方法の楽器です。
息を吹き込む入口で、出る音を大きく左右するパーツであるためプレイヤーは長年模索し続けています。そんなギネスにも認定されている「世界一難しい楽器」オーボエのリードについてご紹介いたします!
ダブルリードってどんな仕組み?
クラリネットやサックスなどシングルリードは乾燥させた葦を削ったもの=リードは一枚で、そのリードをマウスピースと合わせ発音させていますが、ダブルリード楽器のオーボエやファゴットはリード自体が発音体なのためマウスピースが必要ありません。
チューブと呼ばれる真鍮などの金属の管とコルクのパーツに乾燥させた葦を重ね合わせて糸やテープで固定し、先端に向かって薄く削って作られています。
息を吹き込み重なる2枚のリードを振動させることにより音を鳴らします。
リードも脱水症状で不調に…
ダブルリードは演奏する前にリードを水につけて湿らせることが何より重要なポイントです。
この水分が足りないと、うまく振動せず音が出ないことや音色が硬くなる、音が途切れてしまうことになります。水分を適量含んだリードは柔らかく弾力が増し演奏性が保たれるのです。
常に水につけておく必要はありませんが、演奏中の替えのリードや練習の休憩などの隙間の時間はつけておくことをおすすめします。
水はリードの先端や約1㎝ほどが浸ってる状態であれば十分な量です。
そして演奏後にリードケースなどに入れる際は、しっかりと水分を取りカビを防ぐことも重要です。
中のチューブを掃除するために鳥の羽を使用することがあると思います。その際が先端が割れないよう十分注意しながらおこないましょう!
おわりに
仕組みなど意外と知らないことや、改めて聞くとおもしろいこともあるのではないでしょうか。
今回はそもそもリードの正体や仕組み、重要なポイントなどをご紹介いたしました。
後編では演奏に関わる内容となりますのでぜひお楽しみに!
「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。
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- フルート/ピッコロ
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