これであなたもトロンボーン博士!
2024年08月06日
吹奏楽でもおなじみのテナーバストロンボーン。
突然ですが皆さん、テナーバストロンボーンの巻き形状にいろいろな種類があることをご存知でしょうか?
テナーバストロンボーンには代表的な主管の巻き方としてオープンラップとトラディショナルラップという2つの種類があります。
今回はこの2つの主な違いと、それぞれの特徴についてご紹介いたします。
そもそもテナーバストロンボーンって?
テナーバストロンボーンとは、テナートロンボーンにF管切り替えバルブとF迂回管を付け足したトロンボーンです。
管が増える分楽器本体が重くなりますが、スライドのポジションを大きく動かさない”替えポジション”を使うことができたり、管が長くなることで低音域が出しやすくなったりします。
それぞれの巻きの特徴
・トラディショナルラップ
トラディショナルラップは、F迂回管がテナートロンボーンにおける主管部分に収まっています。そのため、テナートロンボーンと大きさがあまり変わりません。収まりが良いためぶつけることは少ないですが、オープンラップと比べると管が曲がっている箇所が多く、F管切替え時の抵抗感が強くなります。
・オープンラップ
オープンラップは、F迂回管が比較的まっすぐに付け足されています。そのため、テナートロンボーンよりも主管部分が縦に長くなってしまいます。飛び出している部分をぶつけてしまうことが多いため、動きの多いマーチングなどには向かないかもしれません。管がストレートになっているためF管切替え時の抵抗感が弱くなります。
まとめ
トラディショナルラップはある程度の抵抗があることで、安定感があり締まった音が鳴らせる巻き方です。オープンラップは抵抗弱めになることで、音抜けが良く華やかでパワフルな音が鳴らせる巻き方です。
このように巻き方だけでも吹奏感に特徴が出てきます。是非楽器を選ぶ1つのポイントとして知っておいてください♪
他にもこんなことが知りたい!などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せいただければと思います。
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