忍び寄る虫の脅威 木管楽器の長期保管にはご注意を!

もしかしてタンポ、虫に食べられていませんか?

2026年03月13日

昔使っていたクラリネットやフルート、サックスを久しぶりに吹いてみようと出したら
“なぜか音が出ない!”
…といった経験がある方はいらっしゃいますでしょうか。

ブランクがあるから?楽器のせい?どっちだか分からない…。
そんなときは、楽器の穴を塞いでいるパッド「タンポ」をよく観察してみてください。
もし一部分だけ欠けていたり、モグモグと食べられたようなタンポがあるときは要注意です。

今回は、

・虫食いタンポについて
・虫にタンポを食われないための対策

この2点についてお話していこうと思います。

虫食いタンポとは

まず虫食いタンポについてですが、その名の通り虫に食べられた状態のタンポのことを指します。
タンポを食べる虫として一般的に名が挙がるのが「カツオブシムシ」です。
この虫は衣服も食べたりするので家に発生することもあります。

では、なぜこの虫が服でも何でもないタンポを食べに来るのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

ここで軽くタンポの構成について説明します。
一般的にタンポは台紙とフェルトが皮で包まれて出来ています。
使用される皮は楽器の種類によって適するものが違っており、動物性の革が主に使われております。

そして虫が好きなのは、タンポの中のフェルトです。
カツオブシムシの幼虫は、ウールや絹などの動物性繊維を好んで食べるため、格好の標的になるわけです。

虫食いタンポが発生している楽器のケース(もしくは楽器本体)の中には、まだ虫がいる可能性があります。
その食われた部分だけタンポ交換してもまたすぐ他の部分のタンポが食べられてしまう場合があるため、その場合は全タンポ交換が推奨されます。

虫にタンポを食われないための対策

では、長期保管の際にタンポを虫に食われないためにはどうすればよいのか。

対策としましては、

・袋に入れて保管する
・時々吹いてあげる

この2点が挙げられます。
根本的に虫を侵入させず、更に、たまには吹いてキィを動かしたり息を通すことが、タンポを虫から守るコツになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

押し入れで眠っている木管楽器、たまには出して様子を見てあげるといいかもしれませんね。

当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
・クラリネット
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン
・ユーフォニアム
・トロンボーン
・マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
買取・販売どちらでもお気軽にご相談ください!

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