なんとなくで通していませんか?
2024年08月14日
木管楽器は演奏後に必ずスワブを通して管内の水分を取り、クロスで拭いて楽器を直す。
このような流れがあると思います。
この時、思わずスワブを詰まらせそうになったり、見様見真似でなんとなく通していたりしませんか??
思わぬ事故を起こさないためにも正しいスワブの通し方についてご紹介いたします!
スワブを通す意味
まずはなぜスワブを通すのかいくつ理由が浮かびますか??
- 水分が溜まっているから
- タンポの消耗を早くする
- 楽器の寿命が早くなる(カビが繁殖し、クラリネットやオーボエであれば木が割れる、サックスであれば錆ができる)
- 吹奏感を悪くする
このようにスワブ一つでこんなにも影響を及ぼすことになるのです。
では、どうするのが正しく通せているのか、楽器別にご紹介していきます!
スワブの通し方
楽器に通す前に必ずスワブをきちんと広げます。
これは何よりも最重要事項で、怠ると楽器に詰まらせてしまう原因になります。
★オーボエ
オーボエは一気に通します
ベル側からリードへ通しますが、リード側がかなり狭くなっているため引き抜かず、上管部分の水分が取れたらベルの方へ戻すようにしましょう。
★クラリネット
クラリネットは・本体・マウスピースに分けて通していきます。
【本体】バレルからベル側へ
この時管内のチューブに引っ掛けてしまうことがあるので、勢いよく通さず気をつけながら通します。
【マウスピース】楽器側から吹き口へ
スワブを通すことで、マウスピースの消耗を早くしてしまうことがありますので、こちらも勢いよく通さずゆっくり通し、無理に引き抜かないようにします(楽器側へ戻すでOK)。
★サックス
サックスは・本体・ネック・マウスピースに分けて通します。
基本的に口の広い方から狭い方へ通していくと覚えると間違わなかと思います。
【本体】ベルからネックへ
【ネック】本体側からマウスピースへ
【マウスピース】ネック側から吹き口へ
詰まりそうな場合は無理に通さず、通した方向に戻すと解消されます◎
隙間にも水が溜まるので要チェック!
まとめ
いかがでしたか?
間違えて通してしまってた!ということもあるかもしれませんが、これを機に正しい方法を習得いただけると嬉しいです。
ちなみにスワブが詰まってしまうと最悪の場合、切るなどの対処法になります。
本番前や焦ったタイミングで起こりうるので、急ぐときほど落ち着いて通してくださいね^^
当店では、
・フルート/ピッコロ
・オーボエ
・クラリネット
・サックス
・トランペット/コルネット
・ホルン
・ユーフォニアム
・トロンボーン
・マウスピース/リガチャー
といった管楽器やその周辺の商品も広く取り扱っております。
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